ミルラ
学名Commiphora molmol
科名カンラン科
採油方法水蒸気蒸留法
抽出部位樹脂
比重0.997〜1.020
・中東や東アフリカの半砂漠化した地域に生育する木で、
 没薬(モツヤク)、マーとも呼ばれています。また、イエスキリストの誕生の際、
 東方の賢者が、乳香、没薬、金を贈り物として捧げたというお話が
 聖書に残っています。没薬は医師が薬として使用していたことから、
 キリストを象徴しているとされたそうです。
・古代エジプトでは、日没の際に焚かれていた香であるキフィの調合に
 没薬が使用されていたと考えられています。  
主要含有成分表 提供;KENSO
セスキテルペン炭化水素類 ・クルゼレン 20-50%
・フラノオイデスマ-1.3-ジェン 20-40%
・リンデストレン 5-15%
・β-エレメン、ゲルマクレンA、δ-エレメン
・ムスクに似た深い精油の香りは、沈んだ気分を高揚させてくれます。
・精神面への作用と、皮膚の傷を改善することを期待して使われることのが
 多い精油です。
・古くから、防腐効果に優れていることを利用して、ミイラ作りに使われていたようです。
・使用方法、使用量の基準に準ずれば、禁忌事項はありません。

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芳香成分類の主な作用と芳香分子の固有作用について
今までに発見されている、芳香成分がもたらす人体への影響は、下記を参考にしてください
セスキテルペン炭化水素類 (−)に帯電している分子
・鎮静作用 3+
・抗炎症作用 3+
(+)に帯電している分子
・強壮作用 3+
・刺激作用 3+ 
固有作用

・β-、δ-エレメン
  (鎭痙攣作用、抗炎症作用)   

NRAD JAPAN 編集:ケモタイプ精油事典より引用

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